北海道3

北海道視察から得られたもの 〜家の性能の大切さ〜

By risola_master, 2017年4月6日

リソラでは、先月北海道まで、住宅の研究に行ってきました。

北海道に着いて空港の外に出てまず感じたのは肌を突き刺すような寒さでした。

関西では感じたことのない寒さ。この北海道の寒さを感じれば断熱の重要さを理解することができます。

私たちは、北海道レベルの寒さに耐えることができる家とはいったいどんな仕組みになっているのかを学びに行ってきました!

 

まだまだ街中に雪が残る北海道。

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まず向かったのは性能・機能性・デザイン性を考えつくされた建築中の家。

こちらの工務店では、まずは「性能」UA値、その次に「機能」と「魅せるデザイン」をコンセプトに家作りを行っておられます。

そこで、

◯ソトダン21工法加盟(http://www.sotodan21.com/product/

◯「BELS認定(建築物省エネルギー性能表示制度)」の家 を採用されているそうです。

ソトダンとは、外断熱の工法のことです。詳しくは、HPをご覧ください。

また、「BELS(ベルス)」とは、建築物省エネ法に基づく省エネ性能表示制度で使われる第三者認証ラベルのことです。

省エネ性能というモノサシで建物の「燃費」を横並びに比較できるツールです。

このマークを見られたことがありますでしょうか?

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さて、いよいよお家見学です。

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外断熱は家をすっぽりと包み込む仕組みがありました。

外気が入ってこないようにとことん密閉されています。

また、基礎部分にもこの厚みの断熱材が!!

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さて、お家の中はどうでしょう。

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暖房されていないのに、外と比べるとかなり暖かいのがとても印象的でした。

 

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機能性だけでなくデザイン性にもこだわられているので、 玄関入ってすぐの土間は素敵な空間になりそうな予感。

また、性能を一番に考えられている家づくりをされているだけあって、説明していただいた管理士さんの知識の奥深いこと。

 

やはり、関西の家作りとは違うところは、この断熱材の厚み。

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「外断熱をしっかりと行っているので、内にはあまり断熱をしないんですよ〜」とおっしゃっていましたが…。

いえいえ、この厚みはすごい!

また、北海道は断熱材の需要が多いため、この厚みでも比較的お値段もお安いらしく、ふんだんに使用できるそうです。

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壁も天井もこのふかふかのグラスウールで埋め尽くされます。

見るからにあたたかそうですよね〜。

 

また、北海道ならではの家づくりがありました。

それは屋根。

この図面をみてください。

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屋根が家の真ん中にむかって傾斜しています。

なぜだと思いますか?

そうです。雪が屋根の上に積もるからだそうです。

こうすることで、屋根から雪が落ちてお隣さんのお家を壊すことを防止できるそうです。

「隣の屋根から雪が落ちてきて家が壊れた!」という話はよくあることなんだそうです。

こちらでは、積もるほどの雪が降ることはありませんが、家づくりに対するこだわりは勉強になります。

 

「カッコ良いと思う家はどこにでもあります。しかし、カッコ良く、暖かく、ECOであること。 この3つを兼ね備えた家は誰にでもつくるれるわけではありません。」という言葉がとても心に残りました。

 

高気密・高断熱の仕様は、「リブレの家」極シリーズでも採用しています。 北海道のUA値に近い仕様で家づくりを行っています。

家の性能がなぜ重要なのかは、体験してみて改めて実感しました。

また、このあたりの話はリソラスタッフにお尋ねください。

 

まだまだ、北海道視察は続きます。次回につづく。